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発生工学、リプログラミング技術を応用した
個体レベルでの分子病理学研究

DNAメチル化に代表される塩基配列の化学修飾様式による遺伝子発現制御(エピゲノム制御)は、正常の発生や成体恒常性の維持における幹細胞の機能や、細胞分化などに重要な役割を果たしています。一方でエピゲノム制御の異常は発がんや細胞老化、個体老化など様々な病態形成に関与することが明らかとなりつつあります。

体細胞からiPS細胞への細胞初期化に代表されるリプログラミング技術の発展により、細胞の運命制御が可能となりつつあります。リプログラミング過程には、エピジェネティック修飾状態のダイナミックな変化を伴います。本研究室では、リプログラミング技術を人為的にエピゲノム制御状態を改変するツールとして利用しマウス個体に応用することで、エピゲノム制御機構を改変可能なマウスを作製しています。このReprogrammableマウスを活用して、発がんや老化におけるエピゲノム制御の意義を解明し、その知見を応用してがん細胞の運命制御や老化形質の解除を目指しています。また、効率的なリプログラミング技術の開発により、独創的な組織再生方法の開発を行っています。

個体レベルでの細胞運命制御技術を駆使したエピゲノム研究により、エピゲノム制御による独創的な疾病治療法や臓器再生法、若返り方法の開発を目指します。

 


マウス発生工学、リプログラミング技術を駆使したがん研究

生体内リプログラミングシステムを使った、個体レベルでの組織再生、若返り誘導に関する研究

糖尿病根治を目指した膵島細胞の増幅技術の開発、運命転換制御機構の解明
NEWS
  • 2023-8-21
    永井さん、木本さん、Yihanさん、上地さんがメンバーに加わりました。
  • 2023-8-21
    Meelad Dawlaty先生(Albert Einstein College of Medicine)に
    「Enzymatic dependent and independent functions of Tet enzymes in stem cells, development & cancer」というタイトルでセミナーをしていただきました。
  • 2023-5-23
    端本昌夫先生(エモリー大学)に
    「Overcoming T cell exhaustion by PD-1 combination therapy with IL-2」というタイトルでセミナーをしていただきました。
  • 2022-11-01
    山田泰広が分子病理学に着任しました。
  • 2022-04-26
    伊藤さん、長田さんの論文がCell Reportsに掲載されました!
                   プレスリリースはこちら
  • 2022-04-01
    新たに中務さん、鶴町さんがメンバーに加わりました。
  • 2022-03-24
    平野さんが新領域創成科学研究科長賞を受賞しました!
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